2023年11月24日
一気に寒さが増して参りました。学生たちはトラックシーズンを早々に終わらせ冬季練習に向け準備を始めました。
10月末のALL慶應より世代交代を行い、豊田兼(環3、桐朋)主将率いる 107代目の新チームがスタートしました。チームのスローガンは「すゝめ -We Over Me-」。
彼ららしい想いの詰まったスローガンとなりました。これは「学問のすゝめ」から引用し、競走部や競技人生において自らの駒を泥臭く前に進めて行くという思いを込めています。加えてサブスローガンの 「We Over Me」は、チームは個人に勝るという思想の下、競走部が大事にする対校戦は個人競技の陸上がチームスポーツになる瞬間であり、この想いを持って日々練習に励み試合に臨んで参ります。
日吉グランドは先月10月中旬から来年3月下旬迄、15年振りに改修工事を行います。その間、学生達は練習場所を探し他大学や公共グランドでブロック集合となります。チームを熟成させる大事な冬季練習の間、全体集合が出来ない不自由さを、他大学への出稽古の良い機会と前向きに捉えられるかどうかに掛かっております。
冬季を3年生以下の新チームが切磋琢磨した後、これを更に活性させるのが、来年4月に入学する新一年生です。11月は指定校推薦、AO受験の合否も発表され、残念な結果もあったものの、将来有望な高校生の合格の吉報も御座いました。これは全国に在住の諸先輩方のサポートと現役学生の連携により、多くの有望な高校生が慶應義塾を目指した結果です。競走部の強化に勧誘が重要なのは御既承の通りです。皆さまの後輩や地元の進学校から一人でも多くの有望な高校生が入学出来る様、現役、OBOGが一体となる共同体制を充実させて参りますので、ご自分の母校、ご出身の都道府県と少しでもご協力頂ける様、宜しくお願い申し上げます。
監督、助監督も日本全国の高校、試合に参ります。そこで皆さまにお目に掛かり現役の現状をお話しする機会も持てればと思いますので、その節はどうぞ宜しくお願いします。
107代目は個々が強い代と言われてきました。然し乍、この冬季の出稽古の間、個々が刺激し合いチームとして強くなる為に成長して参ります。OBOG、関係者の皆さんには1年間の彼らの成長を見守って頂き、ご支援ご声援の程、宜しくお願いします。
この新チームがどう活躍していくか今から楽しみです。引き続き宜しくお願いします。
競走部監督
鹿又 理