監督便り Vol.28 2025 January

2025年1月28日

監督便り Vol.28 2025 January

2025年も始まり1ヶ月が経とうとしておりますが、OBOGの皆様は如何お過ごしでしょうか。現役部員の全体集合は1月11日(土)となりましたが、1月2日、3日の冬の風物詩である箱根駅伝に慶應義塾のKマークを見れないのは寂しい限りです。次こそは全体集合を年始に出来るように活躍してくれる事を願うばかりです。その為にも将来のエースを発掘する高校生練習体験会を1月19日(日)に日吉で開催致しました。今年からリクルートは須崎遥也(商2、丸亀)、武田絋典(政2、駒場学園)、松下烈(理2、静岡)ら2年生を中心に自主的に高い意識を持ち、練習会から声掛けし、地区大会等にも赴き有望な高校生を獲得すべく活動しております。本年も地方大会では全国のOBOGの皆様のサポートを得ながら進めたいと思いますのでどうぞ宜しくお願いします。練習会には約160人の高校生が全国から集まり、多くの高校生が何かを感じ、慶應義塾に来たいと思うきっかけになればと願っております。高校生からは参加してみて改めて慶應義塾に興味を持ったという嬉しいコメントもあり、来季のAO受験、一般受験そして指定校が楽しみです。長距離選手だけを対象とした説明会も3月下旬に予定しており、ここでもOBOGの皆様にご協力頂ければ幸甚です。

1月上旬には早川浩先輩(1965卒)からご自身の早川書房1階のクリスティに中澤部長、細萱助監督と共に新年会にご招待頂きました。この会には三田体育会の對馬好一会長、奈蔵前会長、河添前競走部長、扇原先輩(1965卒)、岡松先輩(1967卒)、神津先輩(1982卒)、三浦先輩(1989卒)もご出席され、大先輩の当時のお話しから三田体育会の現在まで、沢山のお話をお聞きし改めて競走部、並びに體育會の結束を感じた次第です。
競走部に所属する事で現役時代の4年間だけでなく沢山の繋がりが生じ、長く太い関係が出来る事を知って貰うのも監督の仕事の一つと考え現役学生に伝えて参ります。

この時期は長距離以外は試合もなく冬季練習に励みますが、昨年も自己記録を更新し日本インカレでも準優勝した倉田紗優加(環2、伊那北)は関東学連主催のフィンランド合宿に1月下旬から参加しております。初の海外合宿で考え方や練習内容など陸上に関係した事に加え、文化や言語なども学んでくると意気込んで現地入り致しましたので、沢山の事を吸収し大きく成長して帰ってくる事を期待したいです。

学生たちは月末より試験期間に入り暫し身体を休め、代わりに頭を酷使し単位を取得した上で、2月より冬季練習最後の追い込みに入ります。今年は9月に開催される東京世界陸上の関係で5月に関東インカレ、6月に日本インカレ(岡山)と前倒しで試合が組まれており、通常よりも早めに仕上げなければならず、学生達も集中して練習が詰めているように感じます。春先からの活躍にご期待下さい。

2025年も現役一同精進して参りますので、ご支援、ご声援の程、宜しくお願い申し上げます。

競走部監督
鹿又 理