監督便り Vol.2 2022 Aug

2022年8月13日

監督便り Vol.2 2022 Aug

シーズン真っ盛りです。世界陸上から始まり、同志社戦、トワイライト、各記録会、佐野スプリントと立て続けに試合がありました。世界陸上はOBの小池祐貴君(立命館慶祥、2018総合政策卒)が直前のコロナの陽性反応で棄権となり無念だった事と思います。現役にもスタートラインに立つ事がどれだけ貴重で意義があるかを伝えていきたいと思います。

同志社戦では直前の戦略分析では男女共に僅差で負ける可能性大となっておりましたが、結果的に男子は38対20、女子は20対19と、6月の監督就任後初の公式戦で男女共に勝利を収める事が出来ました。1人の1点では勝てませんが、その1点が無ければチームとして勝てない事を各人が意識し、結果的に勝ち切れた事は意義があると思います。その中で、男子400mで優勝した豊田兼君(桐朋、環境情報2年)の45“92と先週末の実業団学生対抗の110mHで13“44は夫々、今季学生ランキング2位、加えて7月の国体選考会での400mHの49“82は今季学生ランキング4位と、9月8-10日に京都で開催される日本インカレは何で狙うかも楽しみになってきました。

日本インカレに向け、今期好調の伊藤達也君(帝京大学、商3年)率いる投擲ブロックに、豊田基二さん(経済、旭丘、1998年卒)から試合用の槍を寄付して頂きました。こうした投擲ブロック出身でないOBから活躍している他ブロックへの寄付は非常に有り難いです。スウェーデン製の高性能のもので、伊藤達也君は先日のトワイライトでもこの槍で3位入賞を果たしました。

8月には徳島インターハイに細萱助監督、現役学生と勧誘に行き、事前に現役とOBOGで結成した勧誘チームのデータを元に将来の競走部を担う高校生と先生方に会って参りました。こうした地道な努力が必ず実ると期待し多くのOBOGの皆様のご協力も得られればと思います。

佐野スプリントや各記録会で自己新、シーズンベストが出ており、9月のインカレに向け、最後の追い込みの夏合宿が始まります。長距離、跳躍は合宿中に必要な欲しい物リストをお願いして参ります。猛暑の日本で練習を積むには栄養補給は不可欠で、その他にも必要な物が多く現役の活躍の為に、どうぞ宜しくお願いします。

お願い続きで恐縮ですが、箱根駅伝プロジェクトの新たな資金調達としてクラウドファンディングの立ち上げを準備しており、真冬の箱根に皆様と一緒に行く為にもどうかサポートの程、宜しくお願いします。

最後になりますが、猛暑の日本、OBOGの皆様も熱中症等、くれぐれもご自愛下さい。
シンガポール在住20年以上の私も徳島に行き、日本の猛暑の厳しさを実感した処です。

競走部監督
鹿又 理