2024年1月25日
新しい年となり新たな気持ちで2024年を迎えております。
国内は波乱の年明けとなりましたが皆様におかれましては健やかにお過ごしでしょうか。
競走部1917マガジンという素晴らしい企画が現役から出るようになり、本年は学生達の活躍を現役と監督の視点から夫々お届けして参りますので、どうぞ宜しくお願いします。
新年の恒例行事である箱根駅伝は今年100回大会を開催され、塾競走部は出場が叶いませんでしたが、改めてこの場に慶應義塾のKマークを着た選手をOBOGや関係者の皆様にその勇姿をお見せしたいと思いました。晦日に箱根駅伝プロジェクトを発足時から支えて頂いている慶應義塾大学名誉教授の村井純先生とSFCランニングラボの蟹江憲史君(競走部OB、1994卒)、中澤仁 競走部部長、保科コーチ、細萱助監督、鹿又と過去7年を振り返り保科コーチ就任前と後を再確認し、やはり次の5年も保科コーチの下、必ずや箱根路にKマークを走らせる事を誓いました。
学生たちは1月6日(土)よりブロック毎の集合が開始されましたが、日吉は比較的暖かい日が続いており、日吉グランドの改修工事の中、学生達は日吉の並木坂での走り込みを中心に、駒場東大グランドや大和、等々力ら近くのグランドで練習に励んでおります。
今年はオリンピックイヤーであり、400mHでパリ五輪標準記録を突破している主将の豊田兼(環3、桐朋)を中心に更に走り込みを続けており来季の活躍が楽しみであります。
高野短距離コーチの下、OBの山縣亮太君(総、2015卒、修道)も学生と一緒に練習をしてくれており、昨年11月に100m塾歴代2位の10“26を出した三輪颯太(環3、西武分離)も先輩の塾記録10“07の更新、そして今年5月上旬にバハマで開催される世界リレーの代表も視野に入れ大先輩と共に練習に励んでおります。世界リレーの代表選考が4月となる事から、春先の海外や沖縄での試合出場を検討しており、この遠征費をOBOGの皆様から寄付を頂いておりますオリンピアン基金の一部を使わせて頂きますので、引き続きご支援の程、宜しくお願い申し上げます。
跳躍ブロックも佐藤跳躍コーチの下、入部当初から常に期待されてきたブロック長のイベル・ブランドン(総3、洛南)も最後の年、皆の期待に応えるべく練習に励んでおります。4月に大型新人数名が入部してくる中、ブロックが更に上のレベルに向かう為にもブロック長自らの活躍に期待したいところです。
1月10日に107代目の今季の方針が豊田兼主将より部員に発表されました。
4月上旬に開催予定の東京六大学対抗戦は男女共に準優勝。これは常に法政、早稲田の次の3位の定位置を打開し、今季を占う大会と位置付けております。そして部の一番の目標は関東インカレであり、そこで男子40点、女子20点を掲げました。今回は敢えて順位の目標を出さず、必ず得点を獲得すると言うのが107代目の特色です。掲げたからには必達を目指し、しっかりとした基盤を作り次の代に引き継ぐという将来を見越した目標です。107代目は個の強さが目立ちますが、豊田主将を支える吉川昂希主務(総合3年、湘南学園)、三輪颯太副将、仲子綾乃副将(環3、浜松西)、そして各幹部が短距離、中距離、長距離、跳躍、投擲、サポートと夫々の部員の意識を高めており、チームとしての纏まりを冬季練習の間に熟成させております。
来月、2月19−23日の間、鹿児島にて全体合宿を行いますが、コロナで修学旅行や合宿を経験した事がない世代の彼らがチームビルディングと個の練習のバランスを考えながら進める姿は頼もしさを感じます。鹿児島は少々遠いですが、もしお時間があれば是非、足をお運びになり激励して頂ければと思います。
107代目は更に競走部が飛躍する予感を感じさせるチームです。2024年の競走部を引き続きご支援、ご声援の程、宜しくお願い申し上げます。
競走部監督
鹿又 理
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